OCM Pro CF

特徴/
原理

OCM Pro CFは、開水路(非満水)水路用に設計された超音波式流量計です。左右対称の水路に、流速センサーと水位センサーを設置し、流量計変換器へ接続します。
流量計変換器内には、水路の形状や幅、高さを設定して水位と掛け合わせて断面積を算出します。水路に設置された流速センサーより信号を受け取り、断面積と掛けて流量演算し、表示/出力します。

流速センサーと水位センサーを設置し、流量計変換器へ接続。流量計変換器内には、水路の形状や幅、高さを設定して水位と掛け合わせて断面積を算出

使用例
(構成)

開水路用超音波式流量計は、複数のセンサーが組み合わさって構成されています。
図は超音波式レベル計を例にしていますが、投込み式等でも組み合わせ可能です。

開水路用超音波式流量計は、複数のセンサーが組み合わさって構成

流速センサー
取付

流速センサーの取付けについて、基本的には水路底の中心部分が望ましいですが、現場状況により止水できない等の理由で水路壁や冶具を作って対応することもできます。

農業用水路
取付冶具/SUS水路
冶具取付の様子

使用例
(構成)

農業用水路の大きな開渠や、工業排水、汚水排水等の計測が主になります。

農業用水路の大きな開渠や工業排水、汚水排水等の計測が主

デモ計測

管路用も開水路用も実績があったとしても、計測の可否は確認したいところです。そのため、デモ機(ポータブル式)によるデモ計測も対応しています。
デモ機を使用して試験的に計測をする場合には、水路底にアンカーを打つ等の工事は行えないので、ポータブル用の流速センサー冶具を使用して計測を行います。(下図参照)
ポータブル型の流量計は流速/水位センサー一体型となっているので、水路の形状を設定し、水路内に流速センサーを沈めるだけで簡易的に流量計測を行うことが可能です。

デモ機(ポータブル式)によるデモ計測も対応。ポータブル用の流速センサー冶具を使用して計測
デモ機仕様

現地立会
点検作業

予め、使用条件(水路形状、水位、流量範囲等)をお知らせ頂ければ、出荷前に設定も可能ですが、内部の細かな調整等のため、現地点検調整も対応しています。

流量計変換器:点検/調整の様子
水路点検/清掃及び流速・水位センサーの点検

現地据付後、流量計変換器の初期調整や、定期点検等にも対応しています。
流速センサーの取り付け環境にもよりますが、定期点検の際に、水路の簡易清掃も行います。


開水路用の検出器は流体と接触しているため、信号発信部に異物の付着等があると、計測不具合の原因になりますので定期的なメンテナンスをお勧めしています。


現地立会の場合は、別途費用が発生します。都度お問い合わせ願います。

取付
参考例

開水路用超音波式流量計の構成に関しましては、前述しました通りです。下図は、実際の取付け後の水路の様子となります。

中継ユニットを使用した取付参考例

排水処理等の水路は、異物やゴミ等が一緒に流れてくることが多いため、メンテナンス性に優れている中継ユニットを使用することが多いです。
万が一、流速センサー部に不具合起きた場合、取付水路冶具の流速センサーと中継ユニットのコネクターを外すことで、流速センサーの点検や交換が容易に行うことができます。そのため、流速センサー交換の際にケーブルの引き直し等の作業が必要なくなります。

投込み式水位計を用いた取付参考例

農業用水用等の大きな用水路の屋外設置の場合には、超音波式ではなく投込み式水位計を用いる場合もあります。

取付
参考例

前項にてご紹介しましたが、排水等で多く用いられている取付け水路冶具について構成を下図の通りご紹介いたします。

取付け水路冶具の構成

計測中に流速センサーに不具合/故障があった場合

流速センサー取付用薄板を取り外すことで、水路を追加工せずに流速センサーの取り外しが可能です。但し、本形式の冶具を使用する場合は、取付U字配管とSUS水路を固定するために、Uボルトで配管とSUS水路を抱き合わせる必要があります。そのため、新設の工事等に採用していただくケースが多いです。

水位計
について

開水路用流量計において、流量計測する際に欠かせないファクターが水位計です。ここでは弊社標準品の超音波式水位計を紹介いたします。

水位計について
超音波式水位計
注意事項

流量計
仕様

変換器OCM Pro CF仕様
OCM Pro CF外形寸法図
流速検出器(ミニセンサー)仕様
流速検出器(ミニセンサー)外形寸法図
中継ユニット EBM-V1 L1-R0-0-10-K仕様
中継ユニット EBM-V1 L1-R0-0-10-K外形寸法図

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